21章 C++で追加されたキーワード一覧

http://www.geocities.jp/ky_webid/cpp/language/021.html

これは良いですね。表で見てみるとかなり追加されたんだなということが良くわかります。

キーワード 概要
bool trueかfalseとなる論理値
true 真を表す論理値
false 偽を表す論理値
namespace 名前空間
using 名前空間のスコープを省略
mutable 常に変更可能な変数
class クラス定義
public publicアクセス指定
protected protectedアクセス指定
private privateアクセス指定
virtual 仮想関数
new メモリの動的確保
delete 動的確保したメモリの解放
this インスタンス自身を指すポインタ
operator 演算子オーバーロード
inline インライン関数
friend フレンド宣言
template テンプレート
typename 続くコードが型であることを明示
try 例外の発生する範囲
catch 例外のキャッチ
throw 例外の送出
explicit 暗黙の型変換を禁止
static_cast 一般的なキャスト
const_cast 定数性を変換するキャスト
dynamic_cast 安全なダウンキャスト
reinterpret_cast 再解釈キャスト
typeid type_info型の参照を返す
asm インラインアセンブラ
and &&の代替表現
or ||の代替表現
compl ~の代替表現
not !の代替表現
xor ^の代替表現
bitand &の代替表現
bitor |の代替表現
and_eq &=の代替表現
or_eq |=の代替表現
not_eq !=の代替表現
xor_eq ^=の代替表現


とりあえずこの章で紹介されているキーワードの勉強をしていきますか。


bool型

真か偽しかもっていない型です。真がtrue、偽がfalseとなります。

#include <iostream>
using namespace std;

int main() {
    bool bFlag = true;
    
    if ( bFlag ) {
        cout << "true" << endl;
    }
    
    return 0;
}
$ main
true

代替表現

「&&」の代わりに「and」と書けたりするだけです。

これって何の役に立つんでしょうか?記号表記が嫌いな人向けとか?

とにかく実装してみます。

#include <iostream>
#include <ciso646>
using namespace std;

int main() {
    int num = 100;
    
    if ( 0 < num and num < 200 ) {
        cout << num << endl;
    }
    
    return 0;
}
$ main
100

代替表現を使用するにはciso646というヘッダを読み込まなければならないようです。

しかしこのciso646って名前は何なんだろうか。